ダイバーシティ研究所 田村太郎様『ひとりひとりを大切にする社会と企業活動への期待』

2015-10-13

ダイバーシティ研究所・田村太郎様のセミナー

『ひとりひとりを大切にする社会と企業活動への期待』

に参加しました。

 

■ダイバーシティについて

このセミナーでは「ダイバーシティ」を主テーマとして取り扱っています。

皆様は「ダイバーシティ」とは何かご存知でしょうか?

 

ダイバーシティとは、

さまざまなちがいを受け入れ、互いに対等な関係を築こうとしながら
全体として調和がある組織や地域づくりをすすめていくこと

です。

 

この一言だけではよくわからない!という方がほとんどかと思いますが、
これからの日本の将来に向けて、社会で活動するすべての方に知って頂きたい大切な考え方の1つなのです。

 

■どうしてダイバーシティの考え方が必要になるの?

 

どうしてダイバーシティの考え方が今後必要になるのでしょうか?
それはずばり、これからやってくるであろう「少子高齢化社会」への対策のためです。

 

E1010201

引用:http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h14/H14/html/E1012100.html

 

日本の高齢化は、世界に例をみない速度で進行しています。
2050年、少子高齢化は今よりもさらに進み、あらゆる社会制度が機能しなくなる可能性があると言われるほどに
問題視されています。

 

若者が不足すると・・・

・建築業界の若者が不足
→今後起こるとされている「東海大地震」の復興はまず不可能!

・高齢者の割外が増加
→年金制度の崩壊!また、消費税を24%まで増税しなくては社会福祉レベルを保てなくなると言われています!

・若者の減少
→入社希望者はどんどん減り、定年退職者はどんどん増え、中小企業から順に企業の崩壊が始まります!

 

これらの問題を解決するためには、海外国籍の方・障害をお持ち方・子育て中の方・介護中の方・・・
その他様々な理由からフルタイムでの労働が難しいすべて方々の労働力を、企業は積極的に受け入れる必要がある!
それがダイバーシティの考え方です。

 

■組織でダイバーシティを進めるには?

 

組織でダイバーシティを進めるには、各個人の「違い」を受け入れる必要があります。

 

「子供の送迎があるから、9時出社は難しい・・・」
→条件を受け入れて雇ってくれる企業がなく、働けない・・・

「両親の介護のため、夕方5時には帰宅したい・・・」
→許可が下りないため、退職するしかない・・・

「病院にいくために早く退社したい・・・」
→許可が下りないため、休職するしかない・・・

「労働には問題のない軽度障害なので、企業で働きたい・・・」
→障害があるというだけで雇ってもらえない・・・

 

これらはもったいない事です!

新卒・正社員・フルタイムに固執する必要は本当にあるのでしょうか?
それは若者の人口割合が高かった昔の日本でのみ成り立つお話です。

各個人の希望に柔軟に対応できるような仕組みを取り入れ、各々がストレスなく働ける環境を目指しましょう。

そうすることで生産性はあがり、事故は減り、必要のない退職や休職も防ぐことができるはずです。

 

■セミナーの感想まとめ

 

2050年なんてまだまだ先の事。
そう思っていた私でしたが、今年までの”たった15年”の間にも社会は大きく変化している事に気付かされました。

 

生活保護世帯数は60万世帯→150万世帯に増えました。倍以上の増加です。
年金を必要とする高齢者の方々も同じように倍近くに増加しました。
社会福祉を必要とする方は今後もさらに増加していくことでしょう。

 

少子高齢化は簡単に対策できるものではありませんが、まずはその緩和策として、
組織のリーダーが一人でも多く現状を理解し、ダイバーシティに取り組んでいくことが必要だと感じました。
それだけでなく、組織に所属する各個人それぞれがダイバーシティを正しく理解する事も必要だと思います。

 

「子育て中の方に、時間の融通を効く制度を設けます」という組織に対し
「あら!これは新しい女性支援の一環かしら!」という理解は間違いです。

 

ダイバーシティは女性支援のための考え方ではありません。
社会で活動するすべての方が働きやすい環境を作るための考え方です。

 

育児・介護・病気が理由で仕事との両立が困難な方。
困難故に退職を予定している方、就職できずにいる方。

どんどん声をあげてきましょう!(^^)

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